計算の前に見る2つ
1 答えの単位を見る。g/cm3 なら g を cm3 でわる。
2 単位をそろえる。cm2 → m2 、mA → A、分 → 秒。質量(g)から重さ(N)を出すときは、100g で 1N。
1 解く 番号の横に、ノートや教科書を見た問題は△、人に聞いた問題・答えを見た問題は□をつけます。
2 丸をつける ×の答えが「こう書いていたら」の答えと同じなら、そのまちがい方です。
3 1週間後に確かめる まちがい方を持ち越しに入れておくと、7日後に確かめの1枚が作れます。何も見ずに全部合ったら卒業です。
単元から作る
まちがい方から作る
単元
全部はずす
よく使う組
押すと、選んでいる単元がこの組に入れかわります。
いくつでも選べます。2つ以上選ぶと、1枚の中にまぜて出します。どの式を使うかを選ぶ練習になります。
段階
きほん=教科書の例題、ふつう=教科書の練習問題、テストの基本=定期テストの基本の計算問題。テストの基本は、100g の物体にはたらく重力を 1N とすることなど、教科書で使う数を覚えている前提で出します。
まちがい方
いくつでも選べます。上の「単元」で選んでいる単元の中から、そのまちがい方が出る問題を集めます。段階はまぜて出します。選んでいる単元に出ないまちがい方は、線を引いてうすく出しています。「電流が使われて減る」「力と圧力のとりちがえ」「空気と比べていない」の3つは考え方のまちがいなので、まちがい探しで出ます。
答えのページ
「印刷する」で、問題のうしろにつけるページです。「答えを見る」も、ここで選んだ形で出ます(「つけない」のときは「答え+解説」で出ます)。
新しい1枚をつくる
答えを見る
印刷する
答えのページだけ印刷
「新しい1枚をつくる」を押すたびに、ちがう問題の1枚ができます。選び直したときも、その場で新しい1枚になります。ページを開き直すと、前に作った1枚が出ます。
同じ1枚をもう一度作るとき(プリントの番号を入れる)
番号
この番号で作る
番号はプリントの右上にあります。先生やおうちの方が「この番号をやって」と渡すときにも使えます。
持ち越し(1週間後に確かめる)
丸つけのあと、出たまちがい方を押すと、ここに入ります。7日たつと、確かめの1枚が作れます。何も見ずに全部合ったら「卒業」を押します。
確かめの1枚をつくる
確かめる日になったまちがい方があると、押せるようになります。
卒業したまちがい方(0 )
つかいかた
段階の目安は、きほん=教科書の例題、ふつう=教科書の練習問題、テストの基本=定期テストの基本の計算問題です。テストの基本は、100g の物体にはたらく重力を 1N とすることや、銅と酸素が結びつく質量の比など、教科書で使う数を覚えている前提で出します。
単元はいくつでも選べます。2つ以上選ぶと、単元ごとに同じくらいの数ずつ、1枚の中にまぜて出します(20問で3単元なら、7問・7問・6問)。選んだ単元が問題の数より多いときは、選んだ単元の中から、毎回ちがう単元を出します。「よく使う組」は、式の形が似ていて取りちがえやすい単元の組です。たとえば密度・濃度・圧力は、どれも「何かを何かでわる」計算で、どちらでわるかを選び分ける練習になります。
表やグラフを読む問題の多くは、(1) で読み、(2) で計算するように分けています。(1) で止まったのか、(2) で止まったのかが、丸をつけると分かります。
「まちがい方から作る」は、同じまちがい方が2問以上出たときに使います。選んでいる単元すべてから、そのまちがい方が出やすい問題を集めます。たとえば「わる向きが逆」は、中1の密度、中2の電流と電圧と湿度、中3の速さに、同じ形で出てきます。
問題の数は6・10・15・20問から選べます。問題のページは、1ページに多くて10問です。図・表・グラフのある問題や、(1)(2) に分かれた問題は、書く場所を広くとるため、1ページに入る数が少なくなります。何ページになるかは、「問題の数」の下に出ます。15問と20問は、答えも2ページになります。
答えのページは4つから選べます。「答えだけ」は丸つけ用の1ページ。「答え+解説」は、式の要点と「こう書いていたら(まちがい方の見分け)」「次の1枚の決め方」のページ。「くわしい解説」は、それに加えて1問ずつ、使う式・単位のそろえ方・計算を1行ずつ書いたページです。⚠ の印は、まちがい方が起きやすい行です。
「答えのページだけ印刷」を押すと、問題のページを入れずに答えのページだけを印刷できます。問題を先に配って、答えはあとで渡すときに使えます。
「同じ1枚をもう一度作るとき」を開いて、プリントの番号を入れると、同じ1枚をもう一度作れます。先生やおうちの方が「この番号をやって」と渡すときに使えます。
この形にしている理由
「こう書いていたら」には、全国学力・学習状況調査や都道府県の高校入試の報告書で課題とされているまちがい方を中心に、11の形にまとめて、問題ごとにのせています。たとえば、質量パーセント濃度が3.0%の食塩水を選ぶ問題(平成30年度)の正答率は47.3%で、溶質の質量を溶液の質量でわることが、平成24年度・27年度から続く課題とされています。
答えの単位を見ることと、単位をそろえることをページの最初に置いたのは、わる向き・かけるとわる・単位のまちがいが、この2つで防ぎやすくなるからです。たとえば密度の g/cm3 は「g を cm3 でわる」と読めます。
似た式の単元をまぜるのは、大学の物理の授業の研究(2021年)で、単元をまぜた宿題にしたほうが、予告なしのテストの成績が上がったためです。まぜると解いているときは難しく感じますが、どの式を使うかを自分で選ぶ練習になります。
確かめを1週間あけるのは、次の日に確かめても、身についたのか、まだ覚えていただけなのかが分かりにくいからです。間をあけて練習することについては、イギリスの11〜12歳の研究(2021年)で、同じ12問を1週間おきに3回に分けて練習したほうが、1回にまとめて練習するより、1か月後のテストの点が高くなりました。
確かめの1枚を何も見ずに解くのは、思い出して答えることそのものが練習になるからです。アメリカの8年生(日本の中学2年生の年)の理科の研究(2011年)では、小テストで思い出して答えた内容は、単元のテストの成績が上がり、その効果は学期末・学年末のテストまで続きました。
△と□は、どれだけ手を借りたかの記録です。卒業にするのは、何も見ずに合ったときだけです。
まちがい探しは、まちがった解き方や考えを見て、なぜちがうかを説明する問題です。自分の言葉で説明すると学習が伸びることは、64の報告をまとめた分析で確かめられています。並列の抵抗や電流のように、計算はできても考え方がずれていることがある単元は、ここで考え方のまちがいを出します。
かかった時間は、全部○になってから、前の自分と比べてください。
数学の計算は「中学数学 計算プリント(基礎から平均点まで) 」、見直しの日を日付から決めるときは「見直しの日を、研究から決める 」、問いのカードを作るときは「1週間後の思い出しカード 」も使えます。
出典
国立教育政策研究所「全国学力・学習状況調査 報告書 中学校 理科」平成30年度・令和7年度、「解説資料 中学校理科」平成27年度・平成30年度 https://www.nier.go.jp/18chousakekkahoukoku/report/data/18msci_04.pdf ほか
東京都教育委員会「令和7年度 都立高校 学力検査結果に関する調査 報告書」、広島県「令和8年度 公立高校 一般学力検査の結果」、静岡県「令和7年度 公立高校 学力検査結果等の報告書」、岐阜県(平成16年度 中学1年 理科の分析)、仙台市「標準学力検査の結果と分析から(中学校理科)」
蛯名正司・小野耕一(2020)「湿度に関する問題解決の促進・抑制要因の検討」会津大学研究センター研究年報 27, 101–114
平島由美子ほか(2021)「大学生の電流・電圧理解に関する実態調査結果」教育デザイン研究 12, 29–38
文部科学省『中学校学習指導要領(平成29年告示)』第2章第4節 理科
Samani, J., & Pan, S. C. (2021). Interleaved practice enhances memory and problem-solving ability in undergraduate physics. npj Science of Learning, 6(1). https://doi.org/10.1038/s41539-021-00110-x
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表の値:溶解度は大阪府教育センター(理科の教材)などで使われている値、飽和水蒸気量は教科書で使われている値に合わせています。