解く前に見る3つ
1 いつの話か、だれの話かを先に見る(yesterday・now・every day、主語が1人か2人以上か)。
2 使う形を1つ決める(過去なら did と元の形、want なら人+to、関係代名詞なら前の名詞が人かものか)。
3 書いたら、主語と動詞をもう一度見る(s のつけ忘れ、did のあとの形、文の頭の大文字と最後の . や ?)。
1 解く 番号の横に、ノートや教科書を見た問題は△、人に聞いた問題・答えを見た問題は□をつけます。「使う形」の欄がある問題は、解く前に1行書きます。
2 丸をつけて、×を押す 丸をつけたら、画面で×だった番号を押します。( )が2つ以上ある問題は、全部合って○です。
3 次の1枚 ×だった問題の切り口から、次の1枚ができます。1週間後にもう一度確かめて、何も見ずに全部合ったら卒業です。
まとまり
全部はずす
よく使う組
押すと、選んでいるまとまりがこの組に入れかわります。
いくつでも選べます。2つ以上選ぶと、1枚の中にまぜて出します。学年は目安です。教科書によって習う学年がちがう文法は、学年に幅を書いています。
段階
標準=定期テストで平均点まで(教科書の基本文と本文を少し変えた文。1つの文法を1回使います)。応用=定期テストで8割以上(はじめて見る対話の中で形を決める問題、日本語なしの並べかえ、2つの文を1つにする問題、2つの文法を1つの文で使う問題が入ります)。
答えのページ
「印刷する」で、問題のうしろにつけるページです。「答えを見る」も、ここで選んだ形で出ます(「つけない」のときは「答え+解説」で出ます)。
細かい設定
使う形の欄
応用の並べかえ・言いかえ・英語で書く問題に、解く前に使う形を1行書く欄をつけます(1枚に3問まで)。標準にはつきません。
まちがい直し
最後に1問、まちがった英文を直す問題を入れます。標準は、まちがいの語に印がつきます。
新しい1枚をつくる
答えを見る
印刷する
答えのページだけ印刷
「新しい1枚をつくる」を押すたびに、ちがう問題の1枚ができます。選び直したときも、その場で新しい1枚になります。ページを開き直すと、前に作った1枚が出ます。
同じ1枚をもう一度作るとき(プリントの番号を入れる)
番号
この番号で作る
番号はプリントの右上にあります。先生やおうちの方が「この番号をやって」と渡すときにも使えます。
丸つけが終わったら
×だった番号を押します。
×の切り口から次の1枚
×の切り口を持ち越しに入れる
全部○だった
×の番号を1つ以上押すと作れます。
持ち越し(1週間後に確かめる)
丸つけのあと、「×の切り口を持ち越しに入れる」を押すと、×だった切り口がここに入ります。7日たつと、確かめの1枚が作れます。何も見ずに全部合ったら「卒業」を押します。
確かめの1枚をつくる
確かめる日になった切り口があると、押せるようになります。
卒業した切り口(0 )
つかいかた
段階の目安は、標準=定期テストで平均点まで、応用=定期テストで8割以上です。標準は教科書の基本文と本文を少し変えた問題、応用ははじめて見る対話や、2つの文法を1つの文で使う問題です。都立高校入試の共通問題の高さ(入試)と、自校作成・難関私立の高さ(難関)は、このあと足します。
基礎から始めたいときは、「中学英語 書きかえプリント(基礎から平均点まで) 」を使ってください。書きかえプリントは、否定文・疑問文・時の形の書きかえを練習します。このプリントは、その先の、定期テストに出る形(並べかえ・言いかえ・対話・和訳・英訳)を全部出します。
まとまりはいくつでも選べます。2つ以上選ぶと、まとまりごとに同じくらいの数ずつ、1枚の中にまぜて出します(20問で3つなら、7問・7問・6問)。教科書によって習う学年がちがう文法(未来・There is・受け身・現在完了など)は、学年を目安として書いています。
同じ文法を、問い方を変えて出します。たとえば「不定詞」では、to の使い方を見分ける・want+人+to で並べかえる・To 〜 is を It is 〜 to に言いかえる、の向きで出します。同じ文法の同じ問い方は、1枚の中に2回出しません。
応用の並べかえ・言いかえ・英語で書く問題には、解く前に使う形を1行書く欄がつきます(例:want+人+to+元の形)。答えのページには、使う形の例を先にのせています。
最後の1問は「まちがい直し」です。まちがった英文を見て、どこがちがうかを探して直します。標準は、まちがいの語に印がついています。
丸つけが終わったら、画面で×だった番号を押して「×の切り口から次の1枚」を押します。×だった問題と同じ切り口の解き直しと、別の切り口の問題を入れた1枚ができます。
問題の数は6・10・15・20問から選べます。並べかえと英語で書く問題は書く線を長くとるため、1ページに入る数が少なくなります。何ページになるかは、「問題の数」の下に出ます。
答えのページは4つから選べます。「答えだけ」は丸つけ用。「答え+解説」は、決め手の1行と、よくある誤答(こう書いていたら)のページ。「くわしい解説」は、それに加えて1問ずつ、考える順に1行ずつ書いたページです。
「答えのページだけ印刷」「同じ1枚をもう一度作るとき」は、ほかの道具と同じです。
この形にしている理由
問い方を変えて出すのは、同じ文法を別の向きから使う練習のためです。同じ形の書きかえをくり返すと、指示どおりに形を変えるだけで解けてしまいます。定期テストでは、同じ文法が、並べかえ・2つの文を1つに・対話の中など、毎回ちがう聞き方で出てきます。
使う形を1行書く欄をつけるのは、自分で説明させる練習の研究をまとめた報告(64の研究)で、説明させるとテストの点が上がっていたためです。その中でも、考え方そのものを説明させる問いのほうが、段取りをふり返らせる問いより効果が大きく出ていました。そこで、使う形の欄には「どの形を使うか」を書きます。
まちがい直しを入れるのは、まちがった答えの例を使った研究(40の研究のまとめ)で、正しい答えと並べた例が、正しい例だけより有利になることが多かったためです。その中では、まちがいに印をつけておくと、そのまとまりをまだよく分かっていない生徒の助けになった例がありました。そこで標準では印をつけ、応用では自分で探します。
次の1枚に、ほかのまとまりの問題をまぜるのは、英語の文法の練習を、種類ごとにまとめて行う場合と、まぜて行う場合を比べた研究(2019年)で、まぜた練習のほうが、時間をおいたテストで成績がよかったためです。中学1年生787人の数学の研究(2020年)でも、ちがう種類の問題をまぜて練習したほうが、1か月後のテストの点が高くなっていました(61% 対 38%)。
「こう書いていたら」には、都立高校入試の結果の報告(東京都教育委員会)、全国学力・学習状況調査の報告書、中学生・高校生の英語の誤りを調べた研究で多かった誤答の形を中心にのせています。たとえば都立高校入試(令和8年)で、聞いた英語を人称を変えて書き直す問題の正答率は、部分正答をふくめて18.9%でした。
確かめを1週間あけるのは、次の日に確かめても、身についたのか、まだ覚えていただけなのかが分かりにくいからです。
△と□は、どれだけ手を借りたかの記録です。卒業にするのは、何も見ずに合ったときだけです。
出典
Bisra, K., Liu, Q., Nesbit, J. C., Salimi, F., & Winne, P. H. (2018). Inducing self-explanation: A meta-analysis. Educational Psychology Review, 30(3), 703–725. https://doi.org/10.1007/s10648-018-9434-x
Dieterich, S., Rumann, S., & Rodemer, M. (2025). Conditions for effective learning from erroneous examples: A systematic review. Educational Psychology Review, 37, 94. https://doi.org/10.1007/s10648-025-10071-x
Nakata, T., & Suzuki, Y. (2019). Mixing grammar exercises facilitates long-term retention: Effects of blocking, interleaving, and increasing practice. The Modern Language Journal, 103(3), 629–647. https://doi.org/10.1111/modl.12581
Rohrer, D., Dedrick, R. F., Hartwig, M. K., & Cheung, C.-N. (2020). A randomized controlled trial of interleaved mathematics practice. Journal of Educational Psychology, 112(1), 40–52. https://doi.org/10.1037/edu0000367
東京都教育委員会「学力検査結果に関する調査報告書」(令和8年度 東京都立高等学校入学者選抜) https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/kyoiku/report01-080625
国立教育政策研究所「全国学力・学習状況調査 報告書 中学校 英語」(令和8年度) https://www.nier.go.jp/26chousakekkahoukoku/report/data/26meng_02.pdf
水品江里子・麻柄啓一(2007)「英文の主語把握の誤りとその修正:日本語『〜は』による干渉」教育心理学研究 55(4), 573–583. https://doi.org/10.5926/jjep1953.55.4_573