保護者の方に向けた本
「ばっちりですね」は、以前の私の言葉でした
塾や家庭教師に子どもを通わせている親御さんから、いちばんよく受ける質問は「うちの子、どうですか」です。以前の私は、この質問に、まず「ばっちりですね」と答えていました。何と比べての「ばっちり」なのかは、自分でも言葉にできていませんでした。
この本は、塾や家庭教師に通わせている中学生の親が、続けるか、替えるか、やめるかを決める前に、先生に何を聞けばいいかをまとめたものです。私のところで途中で終わった家庭の話も、先生の側で私がしなかったことと一緒に書きました。
先生に聞く一言(本より)
- 「具体的には、前と比べて何が変わりましたか」
- 「この子が『できた』と言った単元は、何で確かめていますか」
- 「授業と授業のあいだは、何をどうすればいいですか」
この本で手に入るもの
- いまの先生にも、次の面談から聞ける5つの質問
- 塾で、面談をする教室長と、教えている先生に、聞くことを分けるやり方
- 3か月たって、何が見えていなければ黄色信号か
- 続けるか、替えるか、やめるかを、家族で決めるときに見ること
- 家で「やった」と「できた」を分ける、2週間の紙
目次
- はじめに その「ばっちりですね」は、以前の私の言葉でした
第1部 いま、効いているかを確かめる
- 第1章 塾に2年半通っても、成績が上がらなかった家庭
- 第2章 子どもには感想を、先生には「前と比べて何が変わりましたか」を
- 第3章 いまの先生にも聞ける、5つの質問
第2部 うまくいかないとき、なぜかを知る
- 第4章 私のところで途中で終わった家庭と、続いた家庭
- 第5章 続けるか、替えるか、やめるか 先生の側からは、言い出しにくい
第3部 替えるとき、次を選ぶとき
- 第6章 頼む前に、家族で話しておくこと
- 第7章 家庭教師の会社や塾は、先生をどう選んでいるか
- 第8章 内申、部活、近くに塾が少ないとき 高校受験の家庭が確かめること
- 第9章 よくある質問
- 面談が、冬期講習の説明ばかりだった
- 夏期講習を「全教科・全日程」勧められた
- 「講習はキャンセル不可」「月謝は翌月分を前払い」と言われた
- きょうだいの塾代がかさんで、苦しい
- 併願校を、何を基準に決めればいい?
- テストの点は上がったのに、通知表が上がらない
- 塾の宿題が多すぎて、睡眠が削られている
- 集団塾から、個別指導に移るよう勧められた
- 先生や塾からの連絡が遅い、返ってこない
- 成績が上がったのは、塾のおかげ?
- 通信教材やタブレット学習だけで、大丈夫?
- 塾をやめさせたら、子どもが口をきかなくなった
- 終章 決めるのは、子どもと家族
- あとがき
- 資料編
資料編の資料1〜4は、印刷できる形にして資料ページに置いています。本で使った調査と記事の一覧も、出典のURLつきで載せています。登録は要りません。
教える側に向けた本
生徒の「分かりました」を、信じていました
生徒は「分かりました」と言ってくれた。授業の手応えもあった。それでも数週間後のテストで、同じところをまた落とす。本の紹介文より
この本は、本業を持ちながら1人で教えてきた私が、あとになって気づいた失敗と、気づいたあとに直してきたことの記録です。実際にあった場面と会話を中心に書きました。
この本に書いたこと
- 生徒の「分かりました」を信じていた授業が、「質問の形をした説明」だったと気づくまで
- 本業と個別指導を両立させている一日の流れと、実際の数字
- 個人契約の値段を、最初のご家庭と一緒に決めた話
- キャンセルや振替の決まりと、授業中に救急車が来た日
- 結果が出なかったとき、保護者は「先生のせい」とは言えない。そのときに講師がしてきたこと
- 自分の授業の録音を読み返して、自分の教え方を知った話
- 授業の記録から「講師がどれだけ手を貸したか」を見えるようにし、実感とずれた判定を捨てた話
こんな方に
- 本業を持ちながら、副業で家庭教師や個別指導をしている方
- これから1人で教えようと考えている方
- 子どもを家庭教師に預けていて、授業の中で何が起きているのかを知りたい保護者の方
目次
- はじめに
- 第1章 本業を持ったまま、1人で8人を見ている
- 第2章 なんでこの方法でやろうと思ったの
- 第3章 便乗してオンラインへ、働きすぎないと決めた
- 第4章 値段は、最初のご家庭と一緒に決めた
- 第5章 線は、自分で引く
- 第6章 保護者は「先生のせい」とは言えない
- 第7章 経験則に全振りだった
- 第8章 答えを言う前に
- 第9章 測れないものは、捨てた
- 終章 近道は、あとから分かる
- あとがき ラーニングPMのこと
